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記憶力が悪い人のための試験戦略【4つのテクニック】

2020年3月29日

こんにちは、yassanです。
今回は「記憶力の悪い人のための試験戦略【4つのテクニック】」を紹介いたします。

最近だとだいぶマシになったとはいえ、まだまだ記憶力だけが測られる試験が多い世の中ですよね。
こうした環境だと、記憶力の悪い人(記憶力が短所で別の長所を持つ人)はなかなかやりづらいですよね。
記憶力が悪いがゆえに苦労している人も多いと思います。(僕もそのうちの1人だと自負しています)

そこで今回は、記憶力の悪い人が試験対策でできる4つのテクニックを紹介いたします。

記憶力の悪い人ができる試験戦略

試験環境に慣れる

効果 :★★★★★
コスト:★☆☆☆☆(星が多ければ低コスト)

試験環境に慣れることです。
記憶力に関係あるんか?って思うかもしれませんが、関係があります。
というのも、インプットした情報をアウトプットしやすい状況を考えていただいたらわかると思います。
アウトプットしやすい状況とは、リラックスした状況(環境)ということです。
緊張しているときよりもリラックスしているときの方が、アウトプットしやすいという経験は誰しもしたことがあると思います。
(例えば、新環境での自己紹介なんかは色々伝えたいことがあっても頭が真っ白になったりとか)
したがって、試験環境に慣れておくことで、インプットした情報をアウトプットしやすくなるのです。

「いやいや、インプットできてなきゃ意味ないじゃん。記憶力が悪くて悩んでるんですけど!」と思う方もいると思います。
おっしゃる通り、これはインプットができている前提の話です。
しかし、記憶力の悪い人はただでさえインプットの情報が少ないのに、さらにアウトプットの情報まで少なくなってしまうと、もうほとんど情報が残りません。
普通の人が100%の情報を80%インプットできて、60%アウトプットできるとするなら、記憶力の悪い人は100%の情報を60%インプットできて、60%アウトプットできるなら対等に戦えます。
記憶力が悪い人は、数少ないインプットをできるだけ多くアウトプットできるようにすることも重要なのです。

では、試験環境に慣れるとは具体的に何をすれば良いのでしょうか。
答えは簡単で、試験の数をこなすことです。
大量の試験の場数をこなすことで、試験そのものに体を順応させるのです。
やり方は多少強引ですし、お金と時間のコストがかかり、即効性に欠けます。
でも、インプットに不向きな自分に無理やりインプットをするやり方よりも、こちらの方がよほど効果的だと思いませんか。
人間誰しも向き不向きがあります。
自分の短所を認めて、短所を補填するなり、短所では戦わず長所で戦える環境に変えるなど、方法を変えてみるのが良いと思います。

短期記憶領域を活用する

効果 :★★★★☆
コスト:★★★★★

短期記憶領域を活用することです。
皆さんも、人間には長期記憶領域と短期記憶領域があることを聞いたことがあると思います。
長期記憶領域には、脳が長いこと記憶するのが必要だと判断した情報を入れ、短期記憶領域には、脳が記憶することが不要(あるいは一時的な記憶で良い)と判断した情報を入れます。
文字通り、長期記憶領域には長いこと情報が保持されますし、短期記憶領域は一瞬、長くても1日しか保持されません(個人差があります)。
また、領域は短期よりも長期の方が大きいとされています。

記憶力の良し悪しに限らず、試験となるとみんなこの長期記憶領域を活用して勝負します。
これはあくまで自論ですが、記憶力の悪い人は、この長期記憶領域が狭いのだと思います。
したがって、記憶力の悪い人が普通の人に真っ向勝負をすると、領域の狭さで負けてしまうのです。
普通の人が100%の情報の70%の情報を長期記憶領域に保存できるならば、記憶力の悪い人は100%の情報の40%を長期記憶領域に保存して、30%の情報を短期記憶領域に保存できれば対等に戦えます。

では、短期記憶領域を使うにはどうしたらよいのでしょうか。
答えは簡単で、試験開始ギリギリに情報を詰め込みまくることです。
そして、試験が始まったら、問題を読むのではなく、インプットした情報を紙でもなんでも良いのでアウトプットしまくるのです。
そうすることによって、短期記憶領域をフル活用することができます。
また、この「試験開始ギリギリに」というのも個人差があります。
短期記憶領域の情報を維持できる期間が長い人は試験前日から(いわゆる一夜漬けというやるですね)、期間の短い人は当日の朝から詰め込むと良いでしょう。
その辺は、自分の能力に合わせてチューニングしてください。

余談ですが、試験直前の休み時間は、友達と問題を出し合って理解を確認することをされる方がいますが、それは記憶力が悪くない人がやることです。
記憶力の悪い人は、直前こそが1番大事な時間で、アウトプットよりもインプットをしなければなりません。

的を絞る

効果 :★★☆☆☆
コスト:★★☆☆☆

的を絞ることです。
的を絞るというのは、試験の出題項目・範囲当てにいくという行為になります。
もちろん、当たりをつけた範囲以外はインプットしない手法ですね。
なぜこれが効果的かというと、余計なインプットをしなくて済むからです。
余計なインプットをしてしまうと、頭の中に選択肢が増え、試験の際に迷いが生まれてしまい、時間を使ってしまったり緊張を促したりして良いことがありません。
(※選択肢が増えること自体は悪いことではありません。試験のときに邪魔になるだけです)
試験に出ない情報はインプットする必要がないのです。
100%の情報の中から40%の情報が試験に出題されるとして、普通の人が100%の情報の中から無作為に70%インプットできるのなら、記憶力の悪い人は100%の情報の中から試験に確実に出題される40%をインプットすれば対等に戦えます。

では、的を絞るにはどのようにしたらよいのでしょうか。
答えは簡単で、出題者が必ず出題しなければならない範囲に絞ることです。
注意点としては、この方法は100点を取るのが不向きで、ある程度の点数を取る事に長けた方法です。
つまり、成績優秀者になるための方法というよりも、赤点を回避するための方法ということです。
では、「出題者が必ず出題しなければならない範囲」とはなんでしょうか。
例えば、中学生の学期試験を想定したとします。
教育には教育カリキュラムというのが決まっおり、この学年では「これがわかっていないとダメだよね」というのが明確に決まっています。
したがって、教育者は「これがわかっていないとダメだよね」の「これ」が学生が理解できているか必ず確認する必要があります。
その確認方法とは、試験です。
もうおわかりですよね?教育者側は学生が理解しているかどうかを必ず確認しなければならない項目・範囲があり、その項目・範囲が試験に最低限出題されます。
その最低限出題される項目・範囲を確実に解けるようにしておけば赤点は回避できるというわけです。

回答の選択肢を減らす

効果 :★☆☆☆☆
コスト:★★★★☆

回答の選択肢を減らすことです。
正直、こちらはおまけ程度の小手先テクニックです。
どうしても回答がわからないときに、少しでも正解率を上げるためにやります。
選択肢の中から正解を選ぶタイプの問題で有効な手法です。
例えば、4つの選択肢から1つ正解を選ぶ問題があるとします。
こういった問題の多くは選択肢を4つから2つに減らすことができます。

やり方はとても簡単で、
まず、4つの中で明かに浮いている選択肢を除外します。
残り3つの中で回答が似ている2つ意外を選択肢から除外します。
残った2つのうちどちらかが正解........という可能性が高いです。
あくまで可能性の話です。

僕の肌感覚だと、センター試験は通用しなくはないですが、TOEICだと効果が薄いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
記憶量の悪い人でも、工夫次第でなんとかなります。
僕も、記憶力が悪い人間でしたが、これらを実践することで高校時代は赤点が回避できたりできなかったり、大学は単位を一つも落とすことなく卒業しました。

僕と同じく記憶力の悪い人が、自分の得意なフィールドで戦えることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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