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【AWS】ルートテーブルとは?

2020年7月26日

こんにちは、yassanです。
今回は「【AWS】ルートテーブルとは?」を紹介します。

わりと前にVPCについてまとめた記事を書いたんですが、そこでルートテーブルに関することがあまり書くことができていなかったので、
補足的な意味合いも込めて、解説します。

おさらい

ルートテーブルに関連する用語を簡単におさらいします。

VPC:
仮想ネットワークサービスのことです。
VPCという大きな枠の中にEC2やALBなどのサービスを利用します。

IPアドレス:
ネットワークに接続する機器に対してここに割り振られる番号、というのが広義の意味です。
AWSでは、VPCの中でIPアドレス(CIDRブロック)を新たに割り振ることができます。
(なので、すでにあるネットワークと組み合わせるときも、あたかもそのネットワークを拡張したかのように運用が可能です)
VPC内のIPアドレスは、10.0.0.0 ~ 192.168.255.255まで利用できます。

サブネット:
VPC内部で作成するアドレスレンジです。
サブネットを作成して、先ほどのIPアドレスを割り当てて運用するといった感じです。
EC2インスタンスは、このサブネットの中に作成します。
他にも色々書くことはありますが、ここでは割愛します。

ルーティング

ルートテーブルの説明の前に、ルーティングについて説明します。

ルーティングとは何か、それはネットワークと通信をする際に接続先IPアドレスを割り振るものです。

例えば、以下のようなネットワークがあったとします。

ネットワークaやネットワークbにパケットを送信するためには、必ずルーターAを通過することになります。
ルートテーブルには、パケット送信先のネットワーク、あるいは別のルートテーブルへの接続の割り振りが記載されています。

ここで、ネットワークcへのパケットがきた場合、
ルートテーブルAからルートテーブルBへ、ルートテーブルBからネットワークcへと接続します。

このように、接続先を割り振ることをルーティングといいます。

ルートテーブル

ルートテーブルは、ルーティングでの割り振り先が書かれたテーブル(表)になります。

先ほどの図では、ルートテーブルをかなり簡略に書いてしまいましたが、実際には様々な設定が記載されています。
先ほどのルーターAをもうちょっと詳しく書くとこんな感じになります。

宛先IPアドレスターゲット
10.0.0.0/16(ネットワークaのこと)local
10.0.0.1/16(ネットワークbのこと)local
10.0.1.0/16ルーターB
0.0.0.0/0ルーターX

10.0.0.0/16をネットワークa、10.0.0.1/16をネットワークbとしました。
ターゲットは、AWS用語で次のルーターを指します。
その中で、localは自身のネットワークを指します。

一番下の、0.0.0.0/0はデフォルトルートといいます。
デフォルトルートは、どこにも一致しない場合の経路です。

ルートテーブルは、複数のサブネットが共有することができます。
しかし、複数のルートテーブルから一つのサブネットを適用することはできません。
また、サブネットに1つずつ設定する必要があります。

というわけで、ルートテーブルを正しく設定することで、サブネットの使い分けができるというわけです。

以上、ルートテーブルとは?でした。

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