超お久しぶりです。yassanです。
今回は、AWS CLIを使ってオブジェクトをローカルディレクトリにコピーする方法を紹介します。
「そんなことわざわざ言われなくてもChatGPTに聞けばわかるわ!」という声が聞こえてきそうなとこですが、まったくもってその通りでだと思います。
じゃあなんで記事にするのかというと、今回は僕のブログのリハビリ的な意味で記事作成にあたっています。
お付き合いいただけますと幸いです!
CLIコマンド
いきなり結論ですが、下記のコマンドでコピーできます。
$ aws s3 cp s3://bucket_name/path ./local_dir/path --resursive
--recursiveオプションをつけることで、バケットのパス内のすべてのオブジェクトを再帰的に取り出すことができます。
単純にオブジェクトをコピーするという意味合いでは、これだけの話です。
このやり方でもいいのですが、僕は下のやり方の方が良いと思っています。
(もちろんケースバイケースですが、ちょっとだけ作業する場合を想定してます)
$ aws s3 sync s3://bucket_name/path ./local_dir/path
見てお分かりの通りですが、cpではなくsyncを利用しています。
syncの場合、ソースと宛先の間でファイルを同期する動きをします。
初回の実行では、先に挙げたcpと同じ挙動をしますので、結果差はないように感じると思います。
それでもsyncをお勧めする理由は、再コピーをするときに楽だからです。
例えば、S3に出力されたWebサーバのアクセスログを調査するケースを想定します。
CLIでローカルディレクトリにファイルを持ってきて、あの手この手でログを調査しますよね。
このとき、gzを解凍したり、bashの中間ファイルを作成したり、色々と作業経過でファイルを変更すると思います。
色々触った結果、一回元の状態(=ローカルディレクトリに持ってきたときの状態)に戻したいなと思ったとき、
syncで同期していた場合は、--deleteオプションを付けてもう一度syncをするだけで元の状態にすぐ戻せます。
ちなみに、syncの動機は双方向ではないため、ソースが変更されることはありません。
(ただし、オプションの順番を間違えると事故ってしまうのでご注意ください)
とはいえ、cpを使っていたとしても、別の作業ディレクトリを作れば良いだけの話なのですが、、
小ネタとして楽しんでいただけたら幸いです。
まとめ
今回は、AWS CLIを使ってオブジェクトをローカルディレクトリにコピーする方法を紹介しました。
小さな違いではありましたが、cpとsyncの2通りのやり方がありますので、場合に応じて使ってください。
個人的にはとりあえずはsyncを使っとけばいいのかなと思います。
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