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購入して1か月!パナソニック ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX127Dをレビュー

2024年12月7日

今回は、パナソニックドラム式洗濯乾燥機NA-LX127Dを購入して1ヶ月経ったのでレビューをする。

文鳥と暮らす在宅エンジニア yassan です。効率よく働きながら生活の質を高めるアイデアを共有しています。

ドラム式洗濯乾燥機は守りの買い物

早速レビューと言いたいところだが、その前にまずはドラム式 洗濯乾燥機を買うことについて前置きをしたい。
「そんなんどうでもいいから早くレビューを読ませろ」という気持ちはすごくわかるんだけど、絶対読んで損はさせないので少しだけお付き合いください。

この記事を読んでいる方は、ドラム式洗濯乾燥機(特にNA-LX127D)の購入を検討していると思う。
言わずもがな、ドラム式洗濯乾燥機は生活に与えるインパクトが非常に大きい家電だ。
読者の皆も、購入することで洗濯干しの呪縛から解放されてQOLが爆上がりすることを大いに期待しているはずだ。

そんなドラム式洗濯乾燥機だが、誤ってイマイチなものを購入すると大きな足枷になってしまう。
その理由は下記の3つだ。

  • 高額であること:数十万する買い物で、とてもじゃないが簡単に買い換えることができない。
  • サイズが大きい:メルカリとかで売れる大きさじゃなく、処分するにもお金がかかる。
  • 毎日使う:衣類は例外なく毎日使うもので、生活に占めるウェイトが大きい。

一度購入してしたならば、あまりにも高すぎる買い替えのハードルから、数年はその洗濯機を使い続けなければならず、
尚且つその間の生活は、漏れ無くずっとそのイマイチな洗濯乾燥機を使い続けなければならない苦しみが続く。

(一応補足しておくが、イマイチな洗濯乾燥機とは具体的なものではなく、個々人のライフスタイルやニーズに合っていない製品を指す)

そう、ドラム式洗濯機の購入は当たりを引くことよりもハズレを引かないことが非常に大事というわけだ。

多少高くてもいい、多少オーバースペックでもいい。とにかくハズレを引かないことが大事。
ドラム式洗濯乾燥機はリスク回避のためにお金を使う、言わば守りの買い物ということを意識してもらいたい。

どのようにしてNA-LX127Dに行き着いたか

今度こそレビューをと言いたいところだが、その前に俺がどのようにしてNA-LX127Dの購入に至ったかも説明させてほしい。
「いい加減にしろ早くレビューを読ませろ」という気持ちはすごくわかるんだけど、これも読んで損させないからもう少しお付き合いください。
事象だけでなく仮説検証のプロセスも大事なように、「商品を買いました!最高でした!」ってだけの薄っぺらいレビューじゃなく、何を期待してどのようにしてその商品を選び、購入した結果どうだったかの全体像を見ておくことはきっと参考になるはず。

まず我が家のMust要件とWant要件を紹介しておく。ここに記載のないもの(騒音とか扉の開き)は気にしないものとする。

  • Must:設置可能なサイズ、ちゃんと衣類が乾燥する、日々の手入れが簡単
  • Want:容量が大きい、自動投入、温水洗浄、ランニングコストが安い、右開き

で、かつ俺の周りでドラム式洗濯乾燥機を使っている先輩たちから色々とご意見を頂いた。

  • 楽メンテはよく故障する、最近のはヒートポンプ式でもちゃんと乾く、2年に1回くらい故障する、パナ買っとけば間違いない

これらを踏まえて、楽メンテ・風アイロンのビッグドラムが選択肢から除外された。
また、マイクロバブルはうちの実家の風呂になぜか設置されており、その効果は俺自身が体験済み。ザブーンが選択肢から除外された。
残ったのはシャープとパナソニックとなった。(その他のメーカーは認知度が高くなさそうなのでリスク回避で除外)

シャープとパナソニックは、カタログスペック上ではあまり差はないが、シャープの方が全体的に安価だ。
どちらも我が家の要件を満たすモデルは存在するので、同じであれば安い方のシャープを選ぶところではある。
が、結果的にパナソニックを選ぶことにした

シャープを選ばなかったのは2点気になったから。

1つはハイブリッドNEXTという乾燥方式だ。端的に言えばヒーターとヒートポンプの良いとこどりらしい。
この乾燥方式が新しいものなので、信用して良いかわからなかったのだ。
もちろん理屈で考えればハイブリッドNEXTも良いんだろうけど、じゃあなぜ他社がその方式をやらないのか、本当に良い塩梅で乾燥してくれるのか。
結果的に乾燥機能が十分ではなかった時、後悔してもしきれない。
ドラム式洗濯乾燥機は守りの買い物、迂闊に新機能に飛びつくのは危険だと判断した。

もう1つは、温水洗浄という単語の捉え方だ。
店頭の販売員さん曰く、一言に「温水洗浄機能○」と言っても製品によって実態は異なるらしい。
シャープの温水極め洗いコースは、公式サイトから引用すると下記の通りとなる。

温風を槽内に吹き付け、衣類と水の温度を35℃前後にすることで洗剤の効果を高め、襟汚れ・黄ばみ・泥汚れなどの落ちにくい汚れを高圧シャワーでしっかり落としてすすぎます。

https://jp.sharp/sentaku/products/esw114/washing/

一方で、パナソニックの温水スゴ落ち泡洗浄は、公式サイトから引用すると下記の通りとなる。

洗剤中の酵素が活性化する温度まで洗剤液を温め、さらに泡にすることで浸透力もアップ。
繊維の奥にしみついた、黄ばみや部屋干し臭のニオイの元まで洗い流します。

https://panasonic.jp/wash/feature/LX/warm-water.html

同じ温水洗浄といってもここまで変わるのだ。
我が家としては、温水洗浄といえば後者(パナソニック)のイメージだったので、この点が気になってしまった。

というわけで、このような選別を得て最終的にNA-LX127Dを購入するに至った。

念の為補足しておくが、NA-LX127D以外が悪い製品だと言っているわけではない。
あくまで、我が家の要件を満たすのが期待できるのがNA-LX127Dだっただけだ。

NA-LX127Dの期待と効果

長らくお待たせしました。ようやくレビューとなります。
NA-LX127Dを1ヶ月運用して、期待していたこととその効果について紹介する。

期待していたことには、大きく分けて下記の4種類だ。

  • 乾燥機能
  • 日々の手入れの簡単さ
  • 自動投入
  • 温水洗浄

乾燥機能

乾燥機能については、期待通り申し分ない機能だった。
ヒートポンプという乾燥方式そのものを心配していたのだが杞憂だった。先輩方ありがとう。

NA-LX127Dの乾燥容量は6kgなんだけど、それを下回る分には全て乾く。
ホカホカに仕上がっており、乾き漏れはこの1ヶ月で確認できなかった。
薄手のパーカーを入れてみたが、こちらもフードがちゃんと乾いてくれた。

ただし、意図的に容量を超えてパンパンに入れた場合には、厚手の靴下が若干乾ききらなかった。
我が家は毎日回す方針だから影響ないが、洗濯物を溜めてから回すご家庭に関しては、乾燥容量を超えないように注意が必要だ。

日々の手入れの簡単さ

日々の手入れの簡単さについても、期待通り申し分ない機能だった。

NA-LX127Dの日常的なメンテナンスは2種類ある。
乾燥フィルターの埃を取り除くことと、脱水フィルターの掃除だ。

乾燥フィルターは乾燥機能を使うたびに掃除が必要になる。
といっても、フィルターに詰まった埃を取るだけで完了となるので秒で終わる。

NA-LX127Dが他社と違って良いところは、乾燥フィルターの構造がシンプルなことだ。
小学生が見てもわかるような作りになっており、ティッシュでさっと拭くだけでまとめて埃をキャッチできる。

脱水フィルターに関しては、目安は週に1度程度の水洗いが必要になる。
まだ購入したてということで、この1ヶ月は目立った汚れはなかった。
せいぜい髪の毛が絡まっており、それを取り除いて水ですすいだら終了した。

脱水フィルターは掃除を怠れば怠るほどに手をつけにくくなるので、注意が必要だ。

総合して、日々の手入れは非常に簡単で全く苦にならないというのが正直な感想。

自動投入

自動投入は、正直使う前から便利になることがわかっていた機能だ。
都度の洗剤・柔軟剤の投入が不要だし、ストックからボトルへの詰め替え作業も不要となった。

そもそも俺が嫌いだったのが、洗剤・柔軟剤のボトルのベタベタだ。
密閉しているはずなのに、気づくといつの間にかボトルがベタベタになっており、地面にボトルの底型の輪っかができたことは皆さんないだろうか?
俺はこれが本当に嫌で嫌でしょうがなく、詰め替えストックを買うことがほとんどなかった。ボトルがなくなればボトルを買うようにしていた。

また、洗剤・柔軟剤のボトルの構造も俺は嫌いだ。
一旦蓋で計量する際、蓋の内側はこぼさないように2層になっていることが多いと思う。
その外側の層に洗剤・柔軟剤が残っているのに気づかず、洗剤・柔軟剤を洗濯機に投入した際に少し周りに飛び散るみたいなことが多々あった。めちゃくちゃ不快。

こういった小さなトラブルがなくなったのは本当に嬉しい。

温水洗浄

洗浄力については、申し訳ないがそこまで汚れた洗濯物を準備できなかったので未知数だ。
後日準備でき次第このブログ記事も更新しようと思うので、もう少し待っていてほしい。

NA-LX127Dで得られた想定外の恩恵

NA-LX127Dは期待に応えてくれた良機種であることは間違いない。
その上で、さらに期待していなかった点でも以下の4つの点で恩恵があったので紹介する。

静音

そもそも静音性を重視してなかったんだけど、使ってみてびっくりするほど静かなことに気がついた。
少なくとも縦型ほどのゴウンゴウンする音は発生しない。

振動に関しても、かなり抑えられている。
設置場所によっては嵩上げが必要かもしれないが、これだけ揺れが少ないと安心だ。

もっと静音性・低振動を全面に出しても良いのではないか?とさえ思うくらいだった。

ハウスダストの減少

ハウスダストがかなり減った。
というのも、乾燥フィルターに詰まっている埃を見る限りは、今までこの埃たちが全て部屋に蔓延していたと思うとドン引き極まりない。

これまで外干ししていた人には関係ないかもしれないが、部屋干しや浴室乾燥をメインに干していた人にはかなり朗報だと思う。
ちなみに、賃貸の場合は浴室の換気扇の清掃を、基本的に入居者側が実施しなければならないので、その対策にもなるだろう。

古い衣類が復活

私事ではあるが、NA-LX127Dを購入したタイミングで無印良品で新しくタオルを大量購入した。
そのため、古いタオルを捨てる前に一度洗うことにしてみた。

するとあら不思議、今までクタクタでペタペタのタオルがふわふわに仕上がって出てきてしまった。
新品とまでは言わないが、パイルも立ち上がりまだまだ全然使えそうな勢いだ。
これでは捨てるのが勿体なさすぎる。

そのほか、捨てようか悩んでいた衣類が軒並み復活してしまった。うれしい悲鳴である。

ドラム式選択乾燥機を効率的に運用するコツ

いかがだっただろうか。NA-LX127Dを購入するかの判断基準になったならこれ以上のことはない。
最後に、ドラム式洗濯乾燥機を購入した後、効率的に運用するコツを紹介する。
NA-LX127Dじゃなくても使えるコツなので、ぜひ見ていってほしい。

上のスペースを活用する

ドラム式洗濯乾燥機の良い点として、洗濯から乾燥までワンストップで行ってくれることだ。
そのため、終わったら急いで洗濯機に駆け込んで洗濯物を取り出すという手間がなくなることになる。

洗濯物を取り出しに駆け込まないことが日常的になると、洗濯槽に乾燥済みの衣類が残りっぱなしになることが多い。

そうなると、次に洗濯したいものを入れておくための、カゴなり容器が必要となるんだ。
ただ、せっかく省スペースのドラム式を買ったのに、結局ランドリーにカゴを置いてしまっては、場所を喰うし見た目もイケてない。

そこで我が家では、ドラム式の上部を活用することにした。
写真の通り、上のスペースにつっかえ棒を張り、その上に棚や衣裳ケースを置いて運用している。

NA-LX127Dに関して言えば、自動投入の蓋と乾燥フィルターさえ取り外せる高さが残っていれば、上方向への拡張のポテンシャルは高い。

夕方に洗濯する

先ほど説明した通り、洗濯槽には乾燥した衣類が溜まることが一般的だ。
だがこれにはデメリットもあって、乾燥した衣類をそのまま放置すると服に皺がついてしまうんだ。

これを防ぐために、我が家では夕方から洗濯機を回すようにしている。
夕方から洗濯乾燥を回せば、だいたい7時くらいには乾燥が完了する。
(NA-LX127Dには、ふんわりキープという機能があって、乾燥完了後数時間は定期的に洗濯槽を回して、文字通り衣類のふんわりした仕上がりをキープしてくれる。)

だいたい21時ぐらいには風呂に入るので、風呂に入る前に乾燥終わった衣類を上のカゴに取り出し、脱いだ服を洗濯機に入れる。
風呂を上がったらカゴから服を取り出して着る。
そして翌朝、着替えるときに寝巻きを洗濯機に入れる。カゴからその日着る衣類を取り出す。
そして夕方に洗濯機を回す。

このようなサイクルで回せば、衣類のシワも防ぎつつ、服は日中生活用と寝巻きの2セットで済む。
さらに、スマホで洗濯アプリで操作すれば、外出していたとしても対応できる。

保証に入る

これは先輩の受け売りなんだけど、ドラム式洗濯機は必ず故障するから保証がとても大事なんだ。
運が悪いと年に2回以上、運が良くても2年に1回は故障してしまうものらしい。
もちろん、故障しないように日常的なメンテナンスは欠かさず頑張るのは前提ではあるんだけど、それでも故障は避けられない。

下記のAmazonリンクから商品のレビューを見てもわかる通り、NA-LX127Dであっても故障はつきものだ。

であれば故障する前提で考える、すなわち保証を厚くしておくことを強く推奨されるわけだ。
「うわ、保険の営業だ・・・」と思った方もいると思うが、あながち間違っていない。
無理に入る必要ないので、メーカー修理費を全額支払う心持ちがある人や保険アレルギーの人は気にしなくて大丈夫。

俺がお勧めしてもらったのは、くらしTEPCOだ。
この保証は洗濯機だけでなく、エアコンやIHなども対象になる。

月額数百円で最大50万円までの修理費用の自己負担がない。
設置・購入から10年以内が対象となり、何台でも何回でも修理OK。
さらに「こういうサービスって東京だけなんでしょ・・・」と思いきや、まさかの日本国内どこでもOK。ほんまおおきに。
なんだこのバグみたいなサービスは。

俺に関して言えば、購入した家電量販店の保証がしばらくあるし、他の家電は賃貸なので保証は特に必要がない。
なので、まずはNA-LX127Dの保証が切れるまで、あるいは家を買うまではこの保証に入るつもりはない。
だが、ひとたび状況が変われば待ったなしで加入すると思う。それまでこのサービスが残っていて欲しいと祈るばかり。

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