こんにちは、yassanです。
今回は「【実務経験なし&短期間】AWS SAA-C02に合格する方法」を紹介します。
世界中のコンピュータリソースがクラウドに移行しつつあることは、皆さんもご存知かと思います。
日本でも、政府のシステムや大手の銀行もクラウドに移行している現状です。
IT業界では、クラウドの存在感は以前よりもはるかに大きくなりました。
今やクラウドは、全てのITエンジニアに求められるスキルと言っても過言ではないでしょう。
そうなってくると、やはり資格の需要が発生します。
クラウドの中でももっともシェアの高いAWSでは、独自のAWS認定資格というものがあります。
AWS認定資格を持つことで、パブリッククラウドに関しての知見を持っていることを証明でき、キャリアアップにも有利に働くと思います。
(ITエンジニアにとって、資格が必要/不要はよく議論になりますが、ここでは本題ではないので一旦置いておきます)
今回は、そんなAWSの認定資格の中でも登竜門とされる、ソリューションアーキテクト-アソシエイト(以降SAAと呼ぶ)の合格方法について紹介します。
特に、「実務経験がなし」「短期間」という不利な条件での方法になります。
この方法を実践することで、SAAに合格する(あるいは合格率が非常に高まる)と思います。
というのも、僕は実務経験がなしの状態で、約1ヶ月の期間でSAAに合格することができました。
こう書くと、
「どうせ合格できるだけのポテンシャルや才能・経験があるんでしょ」
「実は実際の業務でクラウドを触ってるんでしょ」
などという意見があるかもしれません。
しかしそんなことは全くなく、偏差値は真ん中くらいですし、業界経験もやっと2年と言ったところです。
業務でAWSを触ったことはありません(やりたいって手はあげてるんですけどね...)
なので、もし「自分には無理だ...」と諦めている人も、この記事を読んで実践して合格してください。
全体感
ざっとやることは、以下の5点になります。
①AWSの設計原則(Well Architected と ベストプラクティス)を理解する
②テキストとハンズオンでAWSサービスで押さえる
③テキストでベストプラクティスを理解する
④問題集を解く
こんな感じです。
後半に進むほど難しく時間がかかるようになります。
かける時間の割合的には、
①:②:③:④=ほぼ0:2:4:4 です。
3に取り掛かり始めるくらいのとことで、試験日の設定をするのが良いかと思います。
詳しくは後述しますが、
インターネット・AWS・テキスト・音声を駆使して学習を行います。
勉強方法が多彩であることを活かして、隙間時間で勉強するのを徹底してください。
①AWSの設計原則を理解する
まずはじめに、AWSの理念を理解しましょう。
1,2時間くらいで十分です。
と言っても、以下のリンクを読んで、ざっと理解できたらそれで良いです。
設計原則の全体像は3週間でAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト-とったので、勉強法などまとめてみる-Qiitaがわかりやすいです。
中身はAWS 5つの設計原則と11のベストプラクティス-Qiitaがわかりやすいです。
上のリンクをささっと眺めると、設計原則の大枠をつかめます。
②テキストとハンズオンでAWSサービスを押さえる
次に、テキストとハンズオンでAWSサービスを押さえましょう。
ここの理解度は70%くらいで良いです。取りこぼしは③④でわからなかった時に戻ってきましょう。
テキストは、改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応 徹底攻略シリーズ が良いと思います。
多くの方が支持しているだけあって、普通に良本です。
この本だけで合格するのは、正直なところ無理だとは思いますが、各サービスの理解に関してはとっかかりに良く理解しやすいです。
この本の1章を読んで、AWSにはどんなサービスがあるのかを理解しましょう。
少し情報が古い場合もありますが、のちの問題集で最新のを解いた時に都度頭の中を修正したら良いです。
テキストの読解と並行して、ハンズオンもやっておきましょう。
実際に手を動かすことの重要性はもはや言うまでもないですね。
しかしながら、今回の目的は短い期間で試験に合格することですので、ハンズオンはほどほどにしておきましょう。
(合格した後に、「試験でやったあの構成を作ってみたいな」とか、後でできますのでご安心ください)
ハンズオンに関してはAWS Cloud Techが良いと思います。
ハンズオンでわからないことがあればコミュニティですぐに質問できる(あるいは既出の質問を追える)ことが大きなメリットです。
また、ハンズオンだけでなく音声での講座もありますので、テキストとダブルで基本サービスを学習することができます。
特に、クラウド以前にインフラストラクチャやネットワークについての知識について自信がない方にとっては、最初の基本講座は非常に有意義だと思います。
月額サービスなので、短期間での合格する目標とも相性が良いです。
気に入ったら、継続して学習を続けるのも良いと思います(僕がその例です)。
基本的な可用性のあるブログサービスの作成ができるところまでできればOKだと思います。
AutoScalingの実演などは、手を動かした方が格段にイメージしやすいです。
③テキストでベストプラクティスを理解する
基本サービスを押さえたら、ベストプラクティスを理解しましょう。
と言うのも、SAAの問題形式は、”架空のお客様が悩んでいる問題をAWSサービスを使って解決する”と言うストーリーのものがほとんどです。
ベストプラクティスを理解していないと、どうやってその問題を解決したら良いのかわからない、どの回答が正しいのかわからないので、問題の解きようがありません。
④の問題集と並行してやりましょう。
ベストプラクティスの学習は、テキストだけで良いと思います。
使用するテキストは、先ほどの黒本と、一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[CO2対応]直前対策テキストで十分だと思います。
黒本1章以降全て読み終えた後に、こちらを読むのが良いと思います。
こちらの本は、②で学習するような基本的なサービスの説明はイマイチですが、ベストプラクティスやユースケースとその対処法を知ると言う観点では非常に良本だと思います。
(Amazonのレビューにもある通り、誤字は結構多いです。まぁ実際の試験も誤字がいっぱいあるので、あまり気にしない方が良いです)
こう言う問題で、こう言うことに困っているとき(あるいはこんな風に改善したいとき)は、これがベストプラクティスと、体になじませていってください。
ここは念入りに、お願いします。
④問題集を解く
問題集を解きましょう。まぁ資格試験といったらメインはこれですよね。
問題集は、いくつか候補があります。
まずは、AWS公式の模擬問題集を解くのが良いと思います。
実は僕は公式の模擬問題集を解いていないのですが、実際の試験の問題形式を知っておくと言うのは精神的にも非常に良いと思うので、解いておくことをオススメします。
次に【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問) をやるのが良いと思います。
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
高難易度と言うだけあって、ここまでの②③だけでは解くのが難しい問題が多々あります。
そういったときは、実際に自分でググって調べることが大事です。
6回分ありますので、数としては十分だと思います。
僕としては、一度に65問を一気に解かなくても、都度5問ずつや10問ずつでも良いので、小刻みに答え合わせをして進めるのがオススメです。
65問もあると、シンプルにいくつかの問題を忘れます。
(ちなみに、試験対策でよく取り上げられるこれだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版) は購入しましたがやってません。これだけでOKというわりには情報量が多く時間効率が悪いです。)
後、 SAAに関わらず全ての問題集の学習効率をあげるテクニックですが、、
問題集は、どれくらい解くことができたか以上に、何を間違えたのか(あるいはわからなかったのか)を知り対策することがもっとも重要です。
繰り返し解くうちに、だんだん答えの選択肢を覚えてしまいます。
そんなときは、他の選択肢がなぜ間違っているのかを説明できるかどうかと言う観点で問題を解いてみるのが良いと思います。
最後に、AWSチャンネルと言うyoutubeチャンネルを利用すると良いかと思います。
問題数は少ないですが、音声で問題が解けることは他にはない大きなメリットです。
隙間時間を活用して、ぜひ解いておきましょう。
学習のコツ
と言うわけで、この①②③④を1ヶ月に詰め込むことで、合格することができると思います。
僕も基本的には上記と同じ方法で学習して、合格しました。
最後に、僕の経験を含めて学習のコツを2つ紹介します。
多彩なメディアを組み合わせてフルタイムで学習する
先ほどもちらっと書きましたが、この方法では、インターネット・音声・ハンズオン・書籍と様々なメディアを組み合わせて学習します。
なので、工夫次第ではどんな時でも学習することができ、使える時間は全てAWS学習にcommitすることができます。
僕の場合だと、
・通勤時間はKindleでテキストを読み込む
・会社の昼休みは音声で学習(目を休めるのと並行)
・帰宅後はクラテクでハンズオン
・土日はカフェなどで試験対策
と、AWS付の日々を送りました。
また、隙間時間を有効に使える癖をつけておくと、合格後も隙間時間で様々なことができるようになりますので、おすすめです。
問題集で間違えたらtweetする
問題集を解いている時に間違えたら、間違えた内容を要約してツイートしましょう。
ただがむしゃらにインプットをし続けるよりも、やっぱりアウトプットがあった方が良いです。
最も良いのは、技術ブログにまとめることかと思います。
しかし、こちらは少しハードルが高い気がします。
そこで、登場するのが、みんな大好きTwitterです。
Twitterは超簡単にアウトプットができる場なので、間違えた問題はガンガン発信して行きましょう。
自分用のハッシュタグを用意しておくことで、試験直前の復習も簡単にできます。
僕の場合は、「#AWSちょいメモ」というハッシュタグでtweetを残しました。
(よろしければ有効活用してください笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
やってみて、やはり実務経験なしで短期間と言う条件であれば、これだけやらないと合格は難しいのかなと思いました。
大変かと思うのですが、気持ちを切らさず、心折れず頑張ってください。
最後に、AWS学習の際に見つけた面白い動画を貼っておきます。
元気が出る動画だと思うので、不安になった時や息抜きに見て見てください笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。