RDSでイベントが発生したときにメールで通知する機能、RDSのイベントサブスクリプションを紹介します。
実際にイベントサブスクリプションを使ってみる
まずは、RDSインスタンスを作成します。
DBエンジンは任意のもので良いですし、設定もデフォルトで大丈夫です。
RDSインスタンスの作成が完了したら、左ペインからイベントサブスクリプションをクリックします。
”イベントサブスクリプションを作成”ボタンをクリックします。
イベントサブスクリプション名は任意の名前を設定します。
ターゲットを新しいEメールトピックを選択すると、メニューが開きます。
イベントを通知したいメールアドレスを記入します。
次に、どのインスタンスのイベントを通知したいかを設定します。
今回は、先程作成したRDSインスタンスのみを対象にします。
次に、何のイベントを通知したいかを設定します。
設定項目の一覧は、公式ドキュメントを確認してください。
今回は、全てのイベントを通知するようにします。
入力が完了したら、作成ボタンをクリックします。
すると、先程入力したメールアドレスに確認のメールが届きます。
本文に記載されているリンクをクリックすることで、メール通知が有効となります。
(続けて来るメールのリンクをクリックすると、メール通知が無効となりますので注意してください。)
では、実際にメールが届くか確認してみます。
起動中のRDSインスタンスを停止してみましょう。
メールボックスを見てみると、こんなメールが届いていました。
ちゃんとイベント通知として機能しました。
【発展】メールの差出人を変更する
おまけでメールの差出人を変更する方法も紹介しておきます。
先程のメールでは、差出人が"No Reply"と味気がない感じになっています。
差出アドレスを変更することはできませんが、差出人は変更することができるので、やってみます。
SNSのダッシュボードを開きます。
RDSのイベントサブスクリプションはSNSを利用してメールを送信するので、SNSにも先程作成したトピックスが保存されています。
先程作成したトピックスをクリックし、編集ボタンをクリックします。
右上にある”表示名”欄に、設定したい差出人を設定します。
保存ボタンをクリックすると、設定完了です。
RDSを起動して、イベント通知メールを見てみましょう。
この通り、差出人を変更することができました。
試したところ、漢字・ひらがな・全角カナも入力できました。
ちょっと使い所が分かりませんが、こんなこともできます!
以上、RDSのイベントをメールで通知する方法でした。
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