今回は男性向けのいわゆるブライダルチェックを受けてきたので、レポートしたいと思う。
子どもに関する話でセンシティブに感じる方もいると思うので、そう言った方には読むのはおすすめしない。
あくまでブライダルチェックを検討している男性向けの記事である旨を予めご了承ください。
琵琶湖畔で文鳥と暮らす在宅エンジニア yassan です。仕事の生産性や生活の質を高めるアイデアを共有しています。
ブライダルチェックってなんぞや

ブライダルチェックというのは、結婚するにあたり医療機関で夫婦の生殖能力を測ったり性感染症の検査を総称したものを言う。
これをしておくことで、子どもを望む夫婦の妊娠能力を知ることで今後の計画を立てやすくするものだ。
男性で言えば、婦人科や泌尿器科で受診することができ、尿検査・血液検査・精液検査なんかが一般的。
(医療機関によって色々パッケージがあるので気になったら調べてみてほしい)
費用は自由診療なこともあり比較的高めで、1~5万円くらいが相場。
ただ、自治体によっては検査費用を一部負担してくれることもある。
当時俺が住んでいた大阪市もこの限りで、実質負担額がかなり少なくて受診できた。
俺はいわゆる妊活はしていないが、あくまで将来のためのデータ収集の一環で臨んだ。
自分の生殖能力がどんなもんか、全く気にならないかといえば嘘になる。
もし能力0なら0でも別にそれでも良くて、前にも書いたとおり里親制度を活用したいと思う。
クリニック選びと検査内容

まずはクリニック選び。
ブライダルチェックはパッケージ化されているところが多くて、医療機関のホームページを見るだけである程度情報が手に入るのでありがたい。
助成金の範囲内でなるべく多くの検査項目があるところを調べた。
夫婦一緒に受診することでセット割り的なものがあるところも多いが、
妻は気に入って通っている婦人科が既にあるのでそちらで、俺は今後引っ越しした時も通いやすいように大阪駅周辺の某クリニックにした。
俺は血液検査と精液検査を実施することにした。
精液検査だけだと当日に結果を確認できることができるが、性病検査が加わると結果は後日とのことだった。
血液検査は普段健康診断とかでやってるのと一緒。普通に血を抜いて終わり。
精液検査は容器を渡されて個室に案内され、そこで採取して終わったら容器を渡してくれという感じだった。
個室は防音仕様になっており、消毒・消臭などの衛生グッズが完璧に配備されていた。
クリニックによってはこういった個室はなくて、自宅で取ってきたものを持参するパターンもあるみたい。
まぁそんなこんなで、検査自体は割とすぐに終わって帰路についた。
検査結果

検査結果は書面通知ではなく、お医者さんに説明いただく形式だった。ありがたい。
性病については検査項目全て陰性だった。特に面白いエピソードもない。
血液から、他にもホルモン系の値も明らかになった。
よく知られているので言えばテストステロン値がわかったんだが、5.04ng/mLとごく普通の結果だった。
精液検査については理外な結果となった。
男性の生殖能力は大まかに言えば、精子の数と運動量で決まる。
単純に数が多くてよく動くと高いし、逆に数が少なくあまり動かないと低い。
もちろんこれ以外にも指標はあるが、大前提はこの2つとなる。
俺は数も運動量も基準値を大幅に超えている結果だった。
どちらも2倍以上のダブルスコアを出しており、有効な精子は4億を超える。(億・・・?)
なぜこれが理外な結果と言っているかというと、実は俺は精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)という病気だからだ。
精索静脈瘤は端的に言えば、血液(特に静脈)の循環が悪くて精巣内の体温をコントロールできない病気だ。
精子は熱に弱い特性があるため、体温をコントロールできないのは致命的。
男性不妊の多くがこの精索静脈瘤が原因となっているとのこと。ちなみに手術すれば治るらしいが、俺は怖いからやらない。
俺としては、この病気のせいで検査結果は見るまでもないと思っていたので驚いた。
ある意味、精索静脈瘤持ちでも基準値を超えることができるということを証明できてしまった。
だから、精索静脈瘤で落ち込んでいる人は、俺みたいなこともあるので、結果を決めつけずに検査に臨んでみてほしい。
お医者さん曰く、特に治療は必要なくて自然妊娠が期待できますとお墨付きをいただいた。
それはそれでいいんだけど、もうちょっと身体能力のパラメータには振り方ってもんがあるだろうと俺のDNAに文句を言いたくなった。
おまけ

この話を聞いて、希望を持った人もいれば不安になった人もいると思う。
そんな方に勇気づけるエピソードを紹介する。
俺の友人の話だけど、同じくブライダルチェックを受けたところ、結果は運動率がなんと "0%" だった。
友人は子どもを望んでいたので、その結果に膝から崩れ落ちてしまったらしい。
だが、よくよく医者と話してみると検査の1週間前にインフルエンザにかかっていたみたいで、その熱でやられてしまった可能性が高いとのこと。
再検査したら正常な数値が出たらしく、安堵した。なんてエピソードもある。
それだけ、検査結果は環境や調子に左右されるものなので、一度結果が悪かったからといってそれが100%というわけでもないみたい。
