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僕が学歴ロンダをお薦めしない理由【体験談】

2020年11月21日

こんにちは、yassanです。
今回は「僕が学歴ロンダをお薦めしない理由【体験談】」について紹介いたします。

学歴ロンダといったら、
「親孝行になる」「自慢できる」「良い会社に就職できる」といった良いイメージがありますよね。
(何も行動せずに、ただただひがんでいる人もいますが、そういう人は無視しましょう)

ですが、僕は学歴ロンダを安易に狙うは控えるべきだと思います。
今回は、学歴ロンダをお薦めしない3つの理由をお話します。

もちろん、どういう人生を歩みたいかは人それぞれです。
ただ、僕がもう一度人生をやり直すことになったら、学歴ロンダはしない選択をとります。
(そう言えるは、身をもって体験したからなんですけどね。)

”2年”のハンデを背負う

修士の場合は2年ビジネスマンとして出遅れるハンデを背負うことになります。
20代前半という体力的にも精神的にも若い貴重な時間を研究に充てることになります。
このハンデは想像以上にじわじわ効いてきます。

奨学金を借りている方は返済が2年遅れます。
大学院でもさらに借りる人は借金が2年分膨らみます。
学生身分を活かして年金を払っていない人は2年分の年金を失います。あるいは、追納します。
就職後も、周りより年齢が高いことで転職へのハードルがあがります。
とにかく今後の人生で、年齢の部分でハンデを背負うことは承知しなければならないでしょう。

「そんなこと言ったって、今この瞬間、大学院で研究がしたいんだ!」って方もいると思います。
これに対する反論は、そんなに研究がしたいなら自分で働きながらプライベートの時間でやればいいですよね?です。
目的と手段がごっちゃになっていないか、今一度考えなおした方が良いです。(過去の自分に向けたメッセージでもあります。)

受験戦争に負けて、いわゆる”良い大学”に入れなかった方こそ、学歴にこだわるのではなく、いちはやくビジネスの世界に出てスキルアップを狙った方が、長い目で見るとより経済的に安定した生活につながるのではないでしょうか。

時代に合っていない

時代に合っていません。

ジョブ型雇用という言葉をご存じでしょうか。
欧米などで一般的な雇用形態ですね。
スキルが重視され仕事内容で給与が決まり、会社での役割が明確に決まっている雇用方式です。

対して、日本は非ジョブ型雇用が一般的です。
総合職で新卒一括採用し、年功序列で終身雇用の雇用形態ですね。

皆さんもうミミタコかもしれませんが、現在の日本はこの非ジョブ型雇用の形態が崩れている最中です。
名だたる大企業が経営悪化によって、様々な試みをしていますよね。
そのうちの一つとして、ジョブ型雇用の形態も出てきているのです。

非ジョブ型雇用が成立するのは、経済が成長しているときだけなので、今後はこのジョブ型雇用がスタンダードになると予想しています。
(もちろん、今日明日ではなく、それなりの年月はかかると思いますよ)

このジョブ型雇用で重要となるのは、スキルです。
何の仕事ならできるのか、どこまでの範囲がカバーできるのか、重要になってきます。
そこには、〇〇大学を出たからというブランドは関係ないでしょう。

これからの働き方を考えると、学歴ロンダをすることよりも早くビジネスの世界に出ることの方が重要に思えます。

どこにも属せない

現代ではすっかり見なくなりましたが、昔は学閥というものがあったみたいです。
会社内で〇〇大学卒でのコミュニティがあったり、出世するには〇〇大学を出ておかないといけないとか、そういったようわからんルールですね。
でもまぁ、同じ大学出身の人だと話が合いやすいから、そんな文化ができたのもなんとなく納得できますね。

学閥の文化がなくなったから学歴ロンダは意味がないといいたいわけではありません。
ここで大事なのは、帰属意識です。

どんな人でも、自分の所属している組織・所属していた組織に思い入れがあります。
皆さんもバイト先にたまたま同じ大学の人がいたら「同じ大学なんすよ!」ってちょっとテンションあがりますよね。
電車で自分と同じ高校の生徒をみかけたら、「お!あの制服、俺の出身校やん!」ってなりますよね。
人間、なんやかんやで自分の所属というのを大事にしているのです。

この帰属意識が逆風となる可能性があります。

例えば、卒業後の就職先で同じ出身校の人と会った場合
学部が同じ人がいてもなんだか裏切り者みたいになりますし、
大学院が同じ人がいてもなんか話が通じなかったりして疎外感があります。
(大学院生は基本サークルには入らないことや、講義が学部と違うことなどが起因していると思います)

どっちのコミュニティにも属すことができない、宙ぶらりんな扱いになる可能性があるんです。

ちなみに僕は、学歴ロンダしてからの大学院での生活の最中も終了後も、よそ者扱い感をずっと感じています。
学部の方はそうでもないんですけどね。母校だと胸を張って言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まとめると、学歴ロンダは安易にとるには代償が大きい選択なので、自分はどういう生活を送りたくて何を目的としてどんな手段をとれば良いか考え直した方が良いでしょう。
もう学術の世界で生きていきたい人は向いているともいえるでしょうけどね。

やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良いことが間違いないです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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