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【AWS】超簡単にEC2インスタンスにRDPする方法【Fleet Manager】

2022年1月8日

こんにちは、yassanです。
今回は、超簡単にEC2インスタンスにRDPする方法を紹介します。

以前に、EC2インスタンスにポートフォワーディングでRDPする方法を紹介したのですが、正直この手順はめんどくさいです。

そこで、今回はもっと簡単にRDPする方法として、Fleet Managerを使った方法を紹介します。
ちょっとブラウザ上での挙動が見たいだけのときなんかは、今回紹介する方法の方が向いていると思います。

ぜひ試してみてください。

Fleet Manager とは?

Fleet Managerとは、
Systems Manager の数ある機能の中の一つです。

SSM AgentがインストールされたEC2インスタンスなどを対象に、マネジメントコンソールから管理することができます。

今回のRDPも、その管理機能の一つです。
対象のインスタンスに、ブラウザ上からRDPすることができます。

ちなみに、Fleet Manager 自体は無料ですので、料金を気にすることなく利用することができます。

Fleet Manager を使ってRDPしてみる

では、実際に Fleet Manager を使ってRDPしてみます。

前提として、以下2点を満たした状態とします。

①EC2インスタンス(Windows Server)が立ち上がっているものとします。
(SSM Agentに関してはデフォルトでは最初からインストール済みのため、別途インストールする必要がありません。)

②SSMに関するIAMロール・VPCエンドポイントの設定が完了しているものとします。
今回は、VPCエンドポイントを経由してRDPします。
詳しい設定は、過去の記事をご参考ください。

というわけで、これらがそろったらRDPしてみます。

まずは、マネジメントコンソールの検索窓から、Systems Managerの管理画面に遷移します。

左ペインにフリートマネージャーがありますので、こちらを選択します。

Managed nodesに、フリートマネージャーの管理下にあるインスタンスをさします。
RDPしたいインスタンスにチェックを入れ、「Node actions」 から 「Connect with Remote Desktop」を選択します。

接続するための情報を入力します。

「Connect」を選択した後は、接続のためにしばらく待ちます。

しばらく待つと、デスクトップが表示されます。
なんと、これだけで完了です!

ブラウザ上ではありますが、普通のRDPのように操作することは可能です。
(ブラウザの設定にもよりますが、クリップボードの共有も可能です)

セッションの時間は60分までとなっています。
また、一定時間操作をしていない場合もセッションが終了します。

ちょっと小ネタですが、、、
RDPが小さくて見にくいときは、Fleet Manager の左ペインのメニューを表示させると画面が大きくなります。

上と比較すると、画面が大きくなりましたね笑

セッションを終了するときは、「セッションの終了」を選択します。

まとめ

というわけで、超簡単にEC2インスタンスにRDPする方法を紹介しました。

手軽にEC2インスタンスにRDPしたいときなどに、ぜひ使ってみてください。

以上、超簡単にEC2インスタンスにRDPする方法でした。

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