AWS クラウド 資格 キャリア

【2022】AWS SAPに合格するために必要だったこと【振り返り】

こんにちは、yassanです。
今回は、AWS SAPに合格するために必要だったこと(振り返り)を紹介します。

私事ですが、先日AWS SAP試験に無事合格しました。
今回もかなり厳しい戦いだったのですがなんとか合格することができましたので、そのノウハウを後世にも残したく記事を書くことにします。

ちなみに、yassanのスペックと対策概要は下記のとおりです。

  • AWS実務歴
    • 1年弱
    • EC2, RDS, S3 など基本的なサービスは利用済み
  • 他保有資格
    • AWS SAA / LPIC level 1 / IPA FE
  • 学習期間
    • トータルで3か月弱
  • スコア
    • 753 / 1000

ちなみに、学習を始めてから原神を始めちゃったので、学習密度は薄めの日々でした(おかげさまで冒険者ランクは43になりました)。

ちなみに、学習教材は下記にまとめています。先に読んでおいた方が、今回の記事の理解が早いと思います。

合格するために必要だったこと

試験のレベルと同等の難易度の問題集を解く

試験のレベルと同等の難易度の問題集を解くことです。
試験の難易度を理解したうえで、必要十分な問題を解くことが必要だったと思います。

もともと、僕はある程度の知識が定着した時点で高難度の問題集を解いておき、より高いレベルの状態に目を慣らす作戦でした。
(その方法でSAAは合格できた実績があったからです)

しかし、今回の場合は、高難度の問題集を1周したときに、シンプルに「これは無理だ」と思いました。
現時点の実力では、高難度の問題を解いて答えを見る学習のサイクルに時間がかかりすぎるため、作戦を変えることにしました。

高難度ではなく、セオリー通り試験と同じ難易度の問題集を解くことにしました。
とはいえ、「試験と同じ難易度ってどれぐらいだ?」と疑問を持ってしまいますよね。

実は、AWS公式の問題集が数問だけ無料で公開されています。
公式サイト下部にサンプル問題のPDFがありますので、クリックすれば普通に見れます。

こちらで確認できる問題のレベルをなんとなく体感し、それと同程度の問題集を解くことにしました。

結果、難度を合わせたことで、必要十分な学習ができましたし、不正解を乱発しないため少しずつ正解が増えていき自信ができました。

理解を曖昧にしない

理解を曖昧にしないことです。
問題集などで間違えたところは、徹底的に理解をすることが必要だったと思います。
理解を曖昧にしてしまうデメリットは2つです。

  • 本試験の正解率が下がる → 応用が利かないため
  • 学習効率が悪い → 間違える覚えるの回数が多くなるため

問題集を数々解いているとわかってくると思うのですが、言い回しが異なるだけで出題で問いたい技術内容は同じというケースがあります。

例えば、先ほどのAWS SAPの公式サンプル問題・解答を引用すると、

1) ある企業には、個別のビジネスグループが所有する多数の AWS アカウントがあります。最近、当社のアカウントの 1 つが侵害されました。攻撃者は多数のインスタンスを起動し、そのアカウントに多額の請求が発生することになりました。セキュリティ侵害の問題は解決されましたが、経営陣はソリューションアーキテクトに対し、すべてのアカウントで過剰な支出を防ぐソリューションを開発するよう依頼しました。各ビジネスグループは、AWS アカウントに対するフルコントロールを維持したいと考えています。
これらの要件を満たすためにソリューションアーキテクトが推奨すべきソリューションはどれですか。

A. AWS 組織を使って各 AWS アカウントをマスターアカウントに追加する。ec2:instanceType 条件キーを使用するサービスコントロールポリシー (SCP) を作成して、各アカウントで高コストのインスタンスタイプが起動されないようにする。
B. 新しいカスタマー管理 IAM ポリシーを、ec2:instanceType 条件キーを使用する各アカウントのIAM グループにアタッチして、高コストのインスタンスタイプの起動を防ぐ。既存のすべての IAM ユーザーをそれぞれのグループに配置する。
C. 各 AWS アカウントで請求アラートを有効にする。アカウントが支出予算を超えた時点でアカウント管理者に Amazon SNS 通知を送信する Amazon CloudWatch アラームを作成する。
D. 各アカウントで AWS Cost Explorer を有効にする。各アカウントの AWS Cost Explorer を定期的に確認して、支出が計画予算を超えないようにする。

(ちなみに答えはCです)

この問題を解いて解答を見たときの、理解があいまいなダメな例は
「請求アラート→SNS→CloudWatchで管理者に連携できるんだ~」で終わってしまうパターンです。
これでは、問題文の条件が違ったときに解答ができません。

きちんと理解する例は、この問題からわからない単語を調べたうえで、
「組織の権限管理は、SCPとIAMポリシーがある。SCPは~~の特徴があり、IAMポリシーは~~の特徴がある。」
「コストアラートはSNSとCloudWatchででき、その際アクセス権に影響しない」
「定期的な確認はWell-Architectではない」
と、関連する技術内容まで調べ上げ、そのうえで問題文に沿った答えを導きます。

おすすめの学習方法は、選択肢を選ぶときに、なぜそれが正解(または不正解)なのかを明確にしながら進めることです。
最初は時間がかかりますが、着実に理解を進めることができます。

ポイントとしては、疲れているときは理解を曖昧にしてしまいがちなので、学習に疲れたらきちんと休みましょう。
(でもゲームはほどほどに...)

実際に手を動かして試してみる

実際に手を動かして試してみることです。
実際に手を動かすことのメリットは以下の2つです。

  • コンソールの操作(またはコーディングの)感覚がつかめる
  • こういう時はどうしたら良いのかと考えながら操作することで、想像力と適応力が身に付く

どんなものもそうですが、やはり手を動かしてみること・行動してみることに勝る経験はないと思います。

「あの時にこんな設定をした」
「あの時にこれができなかった」
など、体験をしていると記憶に残りやすいです。

もちろん、すべての学習内容を手を動かして経験する必要はないと思いますが、
学習をしていて、よくわからないところや興味がわいたところは、少し寄り道して操作してみるのが良いんじゃないかなと思います。

僕の場合は幸いにも、AWSを使ったいくつかの案件にアサインいただきました。
そのため、特別に自分で操作する機会を用意しなくても、就業時間中に色々と試行錯誤することができました。

合格するためにやっておけば良かったこと

本番形式での模擬試験

僕の自己紹介でのスコアを見てもわかる通り、753点はマジでギリギリの合格点です。
(満点が1,000点で、合格ボーダーは750点です)

まさに、1問間違えただけで不合格になる点数です。
こんなギリギリを攻めることは当然おすすめしないですし、これを読んでいる皆さんには余裕をもって試験に合格してほしいです。

そのために、やっておけば良かったと思うことは色々あるのですが、
1つだけピックアップすると、本番形式での模擬試験をやっておくことです。

この点数になってしまった原因の1つは、僕の試験の練習不足だと思います。
というのも、僕は試験中に体力の限界を感じて、見直しをせずに試験を終了しました。

試験は75問を190分を解く形式になっています。
普通であれば、試験前に一度この形式で練習をしてから望むべきですが、僕はこれをやりませんでした。
つまり、75問連続で問題を解く経験がない状態で試験に臨みました。

その結果、試験中はかなり疲弊したため、75問解ききるのがやっとのことで、見直しをする体力は残っていませんでした。
(体力というか、集中力・頭や目や肩の疲れですね。試験後にマクドでコーラを飲んだ時は脳が震えました笑)

ちなみに、75問解き切った時点で残り時間40分でした。
時間配分がわからなかったので、ハイペースめに進めました。

というわけで、この苦い経験から言えるのは、
本番形式(=75問190分で解く)で模擬試験を実施してから試験に臨むことを強く推奨します。

まとめ

というわけで、AWS SAPに合格するために必要だったことを紹介しました。

AWS SAPに合格するために必要だったことは、以下の3つです。

  • 試験のレベルと同等の難易度の問題集を解く
  • 理解を曖昧にしない
  • 実際に手を動かして試してみる

AWS SAPに合格するためにやっておけば良かったことは、色々ありますが1つに絞るとの通りです。

  • 本番形式での模擬試験

以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

-AWS, クラウド, 資格, キャリア
-, , ,