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【Cloud9】立ち上げがうまくできないときの対処法

こんにちは、yassanです。
今回は、Cloud9が立ち上げができないときの対処法を紹介します。

というのも、先日Cloud9を立ち上げがうまくいかず、地味にはまりました。
同じ現象の人の助けになればうれしいです。

Cloud9の立ち上げができないときの対処法

Cloud9を立ち上げて、いつまで待ってもステータスが完了にならず、最終的にエラーになる場合の対処法となります。

Cloud9の仕様上、以下の点がポイントになります。

  • インスタンスタイプのスペックが十分である
  • パブリックサブネットに配置している
  • セキュリティグループで通信を阻害していない

です。

これは知っている方が多いと思います。僕も知っていました。
しかし、この条件だけでは、立ち上げに失敗する場合があります。

その条件とは、インスタンスにパブリックIPアドレスがアタッチされているか になります。

したがって、インスタンスにEIPをつけるか、起動時にパブリックIPの割り当てが必要になります。
パブリックのIPがないと、外部との通信ができずセットアップができないんですね。

とはいえ、この作業を毎回やるのはめんどくさいですよね。
これについては、デプロイするパブリックサブネットの設定を変更することで、簡単に解消できます。

というのも、サブネットの「パブリック IPv4 アドレスを自動割り当て」をオンにすることで、サブネット内に立ち上がったインスタンスに、自動的にパブリックIPが割り当てられます。
この設定をしていれば、Cloud9にも自動的にパブリックIPが割り当てられますので、問題なく立ち上げができます。
(ちなみに、デフォルトサブネットではこれがオンになっています。)

というわけで、
スペックも十分で、パブリックサブネットを指定しているし、セキュリティグループも問題ないのに、なんで立ち上げに失敗するんだ...!と悩んでいる方は、
一度Cloud9のインスタンスにパブリックIPアドレスがついているか確認してみてください。

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