AWS クラウド

ElasticIPアドレスとは?学んだことをまとめてみた【初心者エンジニアのAWS備忘録⑤】

2020年5月4日

こんにちは、yassanです。
今回は「ElasticIPアドレスとは?学んだことをまとめてみた【初心者エンジニアのAWS備忘録⑤】」を紹介します。

AWSでは、Elastic IP と言う概念が登場します。
VPCやEC2、Route53などに関連する非常に重要な概念ですので、しっかり抑えてインフラを構築しましょう。

また本記事では、IPアドレスの概念については理解している前提で記述します。
IPアドレスについて知らない場合は「IPアドレス とは」でググってください。

Elastic IPアドレス とは?

Elastic IP とは、AWS公式ドキュメントを引用すると

Elastic IP アドレスは、動的なクラウドコンピューティングのために設計された静的IPv4アドレスです。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/elastic-ip-addresses-eip.html

とされています。
動的なクラウドコンピューティングと言うと、EC2インスタンスなどを指します。
ご存知の通り、AWSはAmazonの用意した物理環境を借りて仮想環境を構築して利用するサービスです。
通常、EC2インスタンスを利用すると、自動的にIPアドレスが割り振られます。

EC2インスタンスにIPアドレスが割り振られるタイミングは、EC2インスタンス起動時です。
したがって、EC2インスタンスは起動する度にIPアドレスが割り振り直されます。
と言うことはつまり、Route53などのDNSでドメインとIPアドレスを紐付けていたとしても、EC2インスタンスを再起動する度にその紐付けを修正しなければなりません。
これはめんどくさいですよね。

そこでElastic IPアドレスの登場です。
Elastic IPアドレスをEC2インスタンスを紐付けをしておくことで、EC2インスタンス停止中でも、そのEC2インスタンス用のIPアドレスを確保しておくことができます。
(もちろん、EC2インスタンスを停止していると、サイトにアクセスすることはできないです。)

しかし、Elastic IPアドレスには注意点があります。
それは、Elastic IPアドレスに紐づいたEC2インスタンスが停止している場合、料金が発生するということです。
ご注意ください。

また、Elastic IP はAWSアカウントで管理されます。
EC2インスタンスと紐付けづに、Elastic IPアドレスだけ確保することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
Elastic IPアドレスは、あまり聴き馴染みのない概念かもしれません。
しかし、AWSを運用する上で抑えておく概念ですので、しっかり勉強しておきましょう。

以上、lasticIPアドレスとは?学んだことをまとめてみた でした

AWS学習におすすめの書籍

AWSについて、しっかりと基礎から学びたい、実践的なスキルを身につけたいと考えている方向けに、おすすめの書籍を紹介します。
これらの書籍は、実際にAWSエンジニアとして働く僕が参考にしている書籍です。

AWSエンジニア入門講座――学習ロードマップで体系的に学ぶ

AWSを使いこなすための前提となるITインフラの知識が足りない初学者にとって、どこからどのように学べばよいのかがわかりづらくなっています。そこで本書では、AWS学習サイト運営YouTuberである監修者自身が実サービスの導入で習得しながら体系化した「学習ロードマップ」に沿って、AWSのサービスとIT技術をやさしく解説していきます。

著者が作成した学習ロードマップに沿って、AWSやインフラストラクチャを体系的に学ぶことができます。
付属のロードマップの完成度が高く、学習に迷ったときや復習にも使えます。
これからAWSエンジニアを目指す方や、インフラストラクチャを基礎から学びたい方におすすめです。

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド

オンプレミス上に構築された業務システムをAWS上に移行するための「サービスの選定」「ネットワーク設計・構築」「サーバとデータの移し方」「運用・監視体制の構築」など。これまで多くの企業にAWSを導入し、コンサルティングフェーズから実際の設計・開発、運用フェーズまでの全行程に携わってきた著者陣のノウハウを凝縮して、一般的な企業にAWSを導入する際のベストプラクティスをお届けします。

実務を想定した様々なユースケースとそれに対するベストプラクティスを、設計構築から運用まで幅広くカバーして紹介しています。
タイトルからは移行に焦点を当てたように見えますが、僕としては移行に限らずエンタープライズとしてAWSを利用する上で知っておくべきことが記されていると思います。
より実践的な知識やノウハウを身に着けたい方、初学者から一皮むけたい方におすすめです。

-AWS, クラウド
-, ,