こんにちは、yassanです。
今回は「ElasticIPアドレスとは?学んだことをまとめてみた【初心者エンジニアのAWS備忘録⑤】」を紹介します。
AWSでは、Elastic IP と言う概念が登場します。
VPCやEC2、Route53などに関連する非常に重要な概念ですので、しっかり抑えてインフラを構築しましょう。
また本記事では、IPアドレスの概念については理解している前提で記述します。
IPアドレスについて知らない場合は「IPアドレス とは」でググってください。
Elastic IPアドレス とは?
Elastic IP とは、AWS公式ドキュメントを引用すると
Elastic IP アドレスは、動的なクラウドコンピューティングのために設計された静的IPv4アドレスです。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/elastic-ip-addresses-eip.html
とされています。
動的なクラウドコンピューティングと言うと、EC2インスタンスなどを指します。
ご存知の通り、AWSはAmazonの用意した物理環境を借りて仮想環境を構築して利用するサービスです。
通常、EC2インスタンスを利用すると、自動的にIPアドレスが割り振られます。
EC2インスタンスにIPアドレスが割り振られるタイミングは、EC2インスタンス起動時です。
したがって、EC2インスタンスは起動する度にIPアドレスが割り振り直されます。
と言うことはつまり、Route53などのDNSでドメインとIPアドレスを紐付けていたとしても、EC2インスタンスを再起動する度にその紐付けを修正しなければなりません。
これはめんどくさいですよね。
そこでElastic IPアドレスの登場です。
Elastic IPアドレスをEC2インスタンスを紐付けをしておくことで、EC2インスタンス停止中でも、そのEC2インスタンス用のIPアドレスを確保しておくことができます。
(もちろん、EC2インスタンスを停止していると、サイトにアクセスすることはできないです。)
しかし、Elastic IPアドレスには注意点があります。
それは、Elastic IPアドレスに紐づいたEC2インスタンスが停止している場合、料金が発生するということです。
ご注意ください。
また、Elastic IP はAWSアカウントで管理されます。
EC2インスタンスと紐付けづに、Elastic IPアドレスだけ確保することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Elastic IPアドレスは、あまり聴き馴染みのない概念かもしれません。
しかし、AWSを運用する上で抑えておく概念ですので、しっかり勉強しておきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。