AWS クラウド

AWSとは?初心者向けに超絶簡潔に説明

2020年5月23日

こんにちは、yassanです。
今回は「AWSとは?初心者向けに超絶簡潔に説明」を紹介します。

AWSについて全く知らないのに、上司にいきなり「AWSってのが流行ってるからなんかやれや」って言われた方、「機械学習でなんかやれや」って言われた方、「なんか環境作ってや」って言われた方、お疲れ様です。
AWSが何かもわからないのに無茶振りされたら困ってしまいますよね。
そのような、AWSを全く知らない方向けに、AWSの導入部分を簡潔に説明しました。

これを気に興味を持っていただいて、一緒にAWSの勉強ができると嬉しいです。

AWSって何?一言で頼む

AWSってなんでしょうか。
クラウド? それともソフトウェア? いやいや機械学習ツール?
まぁそんなに堅苦しく考えるのやめましょう。

ずばり、一言で言うと「サービス」です。
サービスです。
みなさんも毎日使っていますよね。
Google検索、Netflix、スマートフォン、車、電車、レストラン、電気ガス水道ぜーーーんぶサービスです。
対価を支払って利用することで生活や仕事が豊かになるあれです。
AWSっつっても、結局は単なるサービスにすぎません。
(いやもちろん世を変えたすんごいサービスなんですけどね)

と言うわけでAWSはサービスです。
じゃあ対価を支払うことで何を提供してくれるサービスなんでしょうか。
それは、、、、色々です。
色々あるからAWSはすごいんですけど、色々あるからとっつきにくいのです。

そんな色々あるサービスを、これから3つの群に分けてご紹介します。

サービスの分類

サービスには、SaaS・PaaS・IaaSの3種類があります。
難しく考えないでください、最後のSはServiceです。
これらも名前は難しそうですがただのサービスです。

引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Niveaux_de_service_cloud.png

SaaSが上層、PaaSが中層、IaaSが下層のサービスになります。
みなさんがお持ちのスマホを例にあげると、
・SaaSの例が、LINEやTwitterなどのアプリ
・PaaSの例が、(厳密には違いますが)AndroidやiOSといったOS
・IaaSの例が、スマホ本体
と言った具合です。

※OS提供サービスはIaaSに該当します。

SaaS(アプリケーションサービス)

SaaSはアプリケーションサービスの略称です。
レイヤーが上のサービスですね。
具体的には以下のサービスなどがあります。

  • AR・VR → Amazon Sumerian
  • ビデオ会議・チャット → Amazon Chime
  • 機械学習 → Amazon SageMaker など

ここで注意しておきたいのは、これらのサービスは、それらの目的を達成するためのツールを提供するということです。
つまり上の例だと、何らかのARVR製品を提供するのではなく、ARVR製品を制作する環境を提供するサービスです。
この環境を利用する対価として、Amazonにお金を払うってわけですね。

ビジネスの場で出番が多そうなのは機械学習でしょう。
RPAが流行っていますし、取り組んでいる組織も多いのではないでしょうか。
後述の各サービスと組み合わせて、情報収集から分析までシームレスに行うことができるのは、幅広いサービスをもつAWSの特権と言えるでしょう。

PaaS(プラットフォームサービス)

PaaSはプラットフォームサービスの略称です。
レイヤーが真ん中のサービスですね。
具体的には以下のサービスがあります。

  • データベース → Amazon RDS, Amazon DynamoDB など
  • アプリケーションサーバー →AWS Elastic Beanstalk
  • エンドユーザーコンピューティング → Amazon WorkSpaces など

PaaSは少し説明しづらいのです。
PaaS単体で使う事は少なく、SaaSかIaaSと組み合わせて使うからです。
例えば、機械学習(SaaS)で使うデータベース(PaaS)を用意する、IaaSで構築した環境にデータベース(PaaS)を用意すると言った具合です。

地味ですが、このようなPaaSは非常に重要です。
どれだけサービスのパフォーマンスを向上するかの決め手になるでしょう。
また、SaaSや IaaSでAWSを使うならPaaSもAWSにした方が、情報がシームレスになったりリソースの管理がやりやすくなるので、AWSに統一することをおすすめします。

IaaS(インフラストラクチャサービス)

IaaSはインフラストラクチャサービスの略称です。
レイヤーが下のサービスですね。
いわゆる「AWSエンジニア」と言われる方々は、この分野を得意とする人を指します。
具体的には以下のサービスがあります。

IaaSこそAWSの真髄です。

IaaSで提供されるのは、コンピュータリソースそのものです。
コンピュータリソースを提供される、つまりPCを借りているのと同じことなのです。
つまり、IaaSはざっくり言うと、「あなたはAmazonにお金を払うことで、PCを借りることができる」と言うサービスです。
なんとなく理解できましたでしょうか。

PCを借りるだけなら別にすごくもなんともないと思いますよね。
確かに、借りるだけならその辺の電気屋さんでもできます。
しかし、AWSのすごいところは、インターネットを通じてコンピュータリソースを利用できること、借りるコンピュータリソースは仮想的で動的であることです。
これこそ、クラウドサービスと呼ばれる由縁です。

「インターネットを通じてコンピュータリソースを利用できる」と言うのは、その名の通り、あなたのお手持ちのPCやスマホのブラウザから、借りたコンピュータリソースを自由に使えると言うわけです。
インターネット環境さえあれば、いつでも自分の借りたコンピュータリソースにアクセスできます。

「借りるコンピュータリソースは仮想的で動的」と言うのは、その名の通り、コンピュータリソースは極めて低コストで増減することができます。
つまりどう言うことかと言うと、例えばあなたがあなたのPCのメモリを増やしたいな〜と思ったとします。
そうすれば、メモリを購入し、PCをパカっと開けて、メモリ増設作業をして〜みたいなことをしますよね。
これには、作業するコストと時間がかかりますよね。
これに対して、例えばAWSのリソースを増やしたいな〜と思ったとします。
そうすれば、ブラウザ上でポチポチっとすれば完了です。
こうして、作業コストと時間が大幅に削減されます
仮想的で動的なコンピュータリソースを利用できるメリットは他にもあるのですが、ここでは割愛しておきます。(こちらの記事にまとめてあります。)

以上、AWSとは?初心者向けに超絶簡潔に説明 でした

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