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VirtualBox上でUbuntu22.04+Python3.8の環境構築

2022年6月11日

こんにちは、yassanです。
今回は、VirtualBox上でUbuntu22.04+Python3.8の環境構築を紹介します。

私事ですが、最近はNFTにはまっており、自分でトークンをデプロイしたいと思って日々少しずつ進めています。
参考にしている動画教材で、Python3.8にSolidityをインストールするというところがありました。

WindowsにはWSLというのがありますが、環境構築においてやり直しがきかないのは個人的にはつらいです。
そこで、VirtualBoxの上にUbuntuとPythonをインストールしてしまおうと思った次第です。

というわけで、僕と同じことをやろうとしている方はぜひご参考ください。

VirtualBox上でUbuntu22.04+Python3.8の環境構築

前提

前提として、VirtualBoxのインストールと、Ubuntuのイメージファイルを取得済みとします。

VirtualBoxのインストーラは、Oracleの公式ページからダウンロードできます。
ダウンロードしたら、インストーラを起動してインストールします。
(設定とかはこだわりなければデフォルトで大丈夫です)

UbuntuのイメージはUbuntuの公式ページからダウンロードできます。
ダウンロードしたら適当な場所に置いておきましょう。

仮想マシンの作成

では、仮想マシンの作成をやってみます。

まずは、「新規」を押します。
(僕の画面電は、既存の仮想マシンがありますが気にしないでください)

新しくウィンドウが開きますので、情報を入力していきます。
見たまんまなので説明は省きます。

メモリの割り当てですが、1024MBでも動作しますのでいったん1024MBにします。

ハードディスクの指定です。
特別用意してないので、新しく作成にします。

仮想ハードディスクの作成です。
まずはファイルタイムの選択ですが、、、
正直違いをよく知らないので、デフォルトのままでいきます。

ストレージのサイズは、枯渇してもあれなので可変にしておきましょう。

ファイルの場所とサイズは、一度インストールしてみた体感としては30GBくらいは用意しといた方が良いです。
下の画面ショットでは10GBにしていますが、30GBにしてください。

長々とかかりましたが、ようやく作成完了です。

では、さっそく起動してみましょう!

まず初めに、起動するディスクの選択をします。
最初にダウンロードしたUbuntuのisoファイルを選択します。
(右の方のフォルダボタンから選択できます!)

次に、こんな感じの画面になりますので、
[ Try or Install Ubuntu ]にキーカーソルを合わせてエンターを押します。

スクショ取り逃しちゃったのですが、ここでUbuntuの読み込み画面が入ります。
最終的には、下のクラゲみたいなものが出ます。

一旦、VirtualBoxとしての設定はここまでということにして、
次からはUbuntuの初期設定をやっていきます!

Ubuntuの初期設定

というわけで、次はUbuntuの初期設定をやっていきます。

まずは、言語を指定してUbuntuをインストールします。
左メニューから「日本語」を選択して、「Ubuntuをインストール」を選択します。
(よくわからない言語を選ぶと詰むので注意してください!)

ちなみに、日本語を選択時点でウィンドウのサイズが合わなくなります。
心の目でインストール作業を進めることになりますので、心してください。

キーボードレイアウトはJapaneseのままで大丈夫です。
心の目に自信がない方は、何もせずにShiftキー押しながらTabキーを押して、エンターキーを押せば次に進めます。

アプリケーションのインストールについてです。
特別なこだわりはないので、デフォルトのまま進めます。

コンピュータにOSがないといわれますが、ここは削除で問題ないです。

どこに住んでいますかと聞かれます。
見切れていてわかりませんが、東京か大阪になっているはずなので、このまま進めます。
(スクショ取り忘れました、すいません。)

ユーザに情報を入力します。
僕はめんどくさがりなので、自動ログインを有効にしました。

インストールが進むので、しばらくクラゲを見て待ちます。

インストールが完了したら、再起動が促されますので再起動します。

再起動すると、このような画面になります。
削除しても問題ないので、エンターを押します。

起動すると、オンラインのアカウントと接続するか聞かれます。
特に用意していないので、スキップを選択します。

レポートの送信はお好みで選択してください。
僕は送信しない方を選択します。

位置情報もお好みで選択してください。
僕はオフを選択します。

最後に、完了を選択すれば終わりです!

ちなみに、ソフトウェア更新がでることがあります。
今すぐインストールを選択して最新化しておくことを推奨します。

以上でOSの設定は完了です。

ですが、このままでは画面サイズが小さくて作業がしにくいと思います。

【今更感】Ubuntuのインストール方法 #仮想環境編 こちらのサイトが参考になりましたので、細かい設定を各自でやっていただけたらと思います。

Python3.8のインストール

それでは、Python3.8のインストールをやっていきます。

と、その前に
Ubuntu22.04 には Python がすでにインストールされています。
まずはそれを確認してみましょう。

$ which python3
/usr/bin/python3
$ python3 -V
Python 3.10.4

Python 3.10.4 がインストールされていて、パスが通ってますね。
こちらのPythonはバージョンが新しいので、今回は使用しません。

今回はPython3.8をインストールするので、下記のコマンドを実行します。

$ sudo apt update
$ sudo apt install build-essential libbz2-dev libdb-dev \
  libreadline-dev libffi-dev libgdbm-dev liblzma-dev \
  libncursesw5-dev libsqlite3-dev libssl-dev \
  zlib1g-dev uuid-dev tk-dev
$ wget https://www.python.org/ftp/python/3.x.y/Python-3.x.y.tar.xz
$ tar xJf Python-3.8.13.tar.xz
$ cd Python-3.8.13/
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

これで、Python3.8のインストールは完了です。
正しくインストールできたか確認してみましょう。

$ python3 -V
Python 3.8.13
$ which python3
/usr/local/bin/python3

Python3.10とは違う場所にインストールされましたね。
/usr/local/binは、ユーザが新たにインストールしたコマンドの格納場所ですので、元のPython3.10には影響を与えません。

というわけで、長くなりましたが VirtualBox上でUbuntu22.04+Python3.8の環境構築 でした!

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